半年でKagglerになる文系ビジネスマン

マーケティングの観点から人の本質がわかるブログ。

民泊トラブル事情!やってみたから分かる民泊の落とし穴

 

 

1.民泊需要の増加と可能性

昨年1月〜9月に日本を訪れた外国人の日本での消費額は3.2兆円を突破しました。これは前年同期比15%増であり、何年急なペースで増え続けています。

訪日外国人の増加に伴い、Airbnbをはじめとした民泊仲介サイトを利用し滞在先を決めた旅行客も多いでしょう。また、国内での民泊登録物件も、Airbnb登録件数だけで5万件に迫っていることから、民泊への注目度は日々高まっていると言えるでしょう。

民泊運営で最も懸念されている点のひとつに、ゲスト滞在中のトラブル が挙げられると思います。実際には様々なトラブルを耳にしますが、中でもよくあるトラブル事例をいくつかご紹介します。

 

2.実際におきた!トラブル事例

2-1.ゲストが部屋の備品・設備を破損

ホストーゲスト間でよくあるのが、部屋の備品や設備の破損をめぐるトラブルです。正直なゲストは自ら申告し、弁償してくれるのですが、多くの場合は物件に入ってみて初めて発覚します。

Airbnbの場合、ゲスト起因の破損はAirbnbのシステムを通じて請求を掛けたり、それでもゲストが支払いに応じない場合はAirbnbの補償サービスを利用することもできますが、必要な書類の作成やAirbnb側とのやりとりなど、手続きや請求規則が煩雑になる場合があります。

予め民泊経験者にノウハウを伺ったりするのがベストでしょう。

2-2.部屋の備品の盗難/紛失

チェックアウト時に部屋の備品を持ち帰ってしまったり、部屋の備品が盗難にあった、またはゲストが持ち帰った場合も、ゲストへの請求を掛けることが出来ます。

これもゲストとの折り合いがつかない場合、Airbnbの補償サービスを通じて仲裁を申し込めますが、手続きが煩雑なことも多いです。

2-3.家の設備トラブル

ゲスト滞在中、「ガスの使いすぎによりガスが出なくなる」「トイレを詰まらせてしまった」など、家の設備トラブルは珍しくありません。個人で民泊を運営される場合、ホストが物件へ向かい対応することが出来ればいいのですが、遠くに住んでいる場合は現場へ向かうことが出来ません。

その様な場合、このようなトラブルは予め想定し、ゲストから問い合わせがあった場合の手順を準備しておくといいでしょう。

予め周囲に民泊について教えてくれる人がいれば、このようなトラブルへの対応もスムーズに進むのではないでしょうか。ゲスト滞在中のトラブルを100%避けることは出来ませんが、過去の運営ノウハウによる予防対策や、万が一発生してしまった場合の素早い対応により、ゲストの満足度を下げることなくおもてなしができるのではないでしょうか。

 

2.まとめ

民泊の登録件数は年々増加しており、新たに民泊を開始する際の参入障壁は高くないかもしれません。しかし、高い稼働率を維持するための施策や、日々生じるゲストのトラブル対処など、実際に運営を始めた後に躓く方も多いと思います。

このブログでは民泊という新ビジネス領域における知恵や施策も紹介していきますので、ご期待ください。

 

3.参考にしたい本

日本で最も早く民泊の運営代行を始めたzens株式会社の町田龍馬氏が共著の『airbnb空室物件活用術』は、民泊需要と収益化に向けた戦略を詳しく描いています。

 

新山彰二氏の『特区民泊で成功する!民泊のはじめ方』は、個人・法人関わらなく民泊を始めようと考えている人は読んでおく価値があります。

以前は法的にはグレーゾーンな民泊が、2016年の特区民泊のスタートで、今では完全に合法的なビジネスとなりました。
本書は、大阪市でいち早く特区民泊の認可を得た著者が、その成功のためのノウハウをまとめた本です。

 

ventureman.hatenablog.com

ventureman.hatenablog.com

ventureman.hatenablog.com